心霊現象は気のせい
スミスさんはTBSが時たまやってる心霊特番が結構好きです。
ビデオ映像はガチ怖いのばっかなんですが、番組のテイストがバラエティ寄りなので、
愉快なエンターテイメントとして安心して楽しめるからです。
そんなスミスさんはホラー好きかと聞かれれば、決してそんな事はありません。
むしろ超ビビりです。遊園地のお化け屋敷なんか絶対入りません。
日本のホラー映画なんて世界一のお家芸なのでこれもスルー。布団に逃げ込んだら中にいる呪怨とか反則。
シャンプーしてる時に背後に誰か居ないか気が気でない時もあります。
しかしスミスさん、極度のビビり野郎にも関わらず、
お化けや心霊現象の類は一度も体験したことがありません。
だから開き直って、怖いけど俺には関係ないものだから大丈夫、という変な自負があります。
だってほら、極端な話、死因:心霊現象の人なんていないじゃないすか。
原因不明はあるにしても、直接の死因は科学的にはっきりわかるじゃないすか。病気だの心臓発作だの。
幽霊や神様といったものはいるのかもしれない。でもそれは宇宙人の存在と同じようなもんだと思っている。
もし見えたら信じるけど、見えないんだったら本当に居ようが居まいが結局関係ないよね、っていう考え。
霊感ある人には助走つけて殴られるような話をしましたが、
そもそも見えないものが見える人がって、
その時に脳の動きが特殊な状態になってるらしいですよ。
なんか普段使ってない領域が活性化してるとかで、
霊感があるから見える的な事よりよっぽど納得できる話。むしろその方がなんか凄い人みたいでカッコいいじゃん。才能じゃんっていう。
あ、それともうひとつあった。単に気のせいっていう説。これスミスさんが猛烈に推してるやつ。
心霊写真なんて特にそうなんですが、いくらなんでもその模様を顔って言い張る?みたいなの多いじゃないですか。
それは壁のシミだって、シンクの反射だって、木の模様だって。そんなツッコミをしながら心霊番組を見るのが楽しいのです。
当然、中にははっきり顔や手が写ってるやつもあるけどね。そういうのはやっぱ怖いよ。
でもさ、きょうびCGや合成の技術なんていくらでも発達してんだからさ、
どんな心霊写真でも再現できちゃうよね、っていう。ホントに怖いやつにはそう思う事にして心の平定を保つようにしてます。だって根はビビりだから。夜寝れなくなるから。
あと、心霊ビデオね。日本のリアルさ全開の怖さは異常。やっぱ日本ヤバイ。たまにある心霊現象じゃなくてホントにヤバイ奴がいたっていうパターンが実は一番怖い。
海外のは正直、文化が違うんだなぁって。なんかもう、現場で監督がノリノリで指揮とってる情景が思い浮かぶというか。
あからさまにゾンビみたいな化け物的なのが出てくるじゃないすか。そういう作品にしか見えてこないという。もはやコメディ。
その点日本の心霊ビデオってすげえよな。最後までチョコたっぷりだもん。
霊能力者についてはあまりどうこう言うつもりはありませんが、
自身に霊を下ろして喋り出すタイプの人だけは一切信用していない。人に霊を下ろすならまだしも、自分でやるとかなんやねん。自演乙って言って欲しいのか。それで信じろという方が無理。
悪魔払いもねー。なんかその人が知らんような事も喋るそうですが、果たして本当にそうか?と。
本当に悪魔がいるんだったら、じゃあなんで日本人で悪魔に取り憑かれた人いないの?っていう。聞いたことないぜそんなの。本当に悪魔いるんだったら人種関係なくいくだろ、と。じゃあなに?悪魔側が宗教上の理由とかでキリスト教圏内の人にしか取り憑かないとか決めてるというの?
そんなちゃんとルール守ってる奴なんてもう悪魔じゃねーよ。デーモン小暮閣下だよ。相撲好きの歌上手いコメンテーターだよ。
個人的な考えですが、悪魔払いや祈祷師とかって、
一種の催眠術なんじゃないかと思っとるんですよ私は。
祈祷師の唱えるお経みたいなのって、なんか一本調子でリラックスするというか、まさに催眠術の導入みたいだなと。
悪魔払いも言葉わかんないけど映像見てる限りそんな印象。
催眠術だと考えれば、色んな事の辻褄があいますもん。
悪魔や悪霊が喋り出すのはみんなじゃなくて一部の人なのは、
単に催眠がかかりやすい人がなっていると。
催眠で自分が悪魔や悪霊だと思っているから言葉がスラスラ出てくると。
知らない言葉や知識だと言っても、本当に知識がゼロかと言われればそうじゃないと。自分は覚えてないだけで悪魔とか妖怪だのの知識をどっかで見たり聞いたりしてて、その忘れてる記憶を催眠のチカラで揺り起こしてそう振舞っている、と。
これで日本人悪魔に取り憑かれない説が説明つきますもん。日本人は悪魔の知識に馴染みないですから。逆を言えば海外の人は日本の悪霊とか知らんから、妖怪とかに取り憑かれたりしない。
だからといってエクソシストや祈祷師とかを嘘だ!なんていう気はさらさらありません。
本当に悪魔や悪霊がいるかどうかは別として、実際にその儀式をやって気持ちが楽になった、救われたと思ったのなら、それは立派な治療だと自分は思います。
病は気から、とも言います。例えばなんか心霊現象みたいなのに遭った、そしたら交通事故にあった。
敢えて私は言います。たまたまだと。気のせいだと。
毎日どっかしらで交通事故が起きてるんです。確率でいえば、自分に降りかかる可能性なんていくらでもあるんです。
人は基本、トラブルの少ない日常を送っているので、いい事よりも数少ない悪い事の方が印象に残ってしまいがちになるもの。
前に起きた悪い事を覚えているから、また起きた悪い事とつい関連させてしまうというね。
それを人は、モルダー、あなた疲れてるのよ現象と呼ぶ。
…なんか心霊特番を怖がりながらツッコミつつ観るの楽しーなー!っていう話をしようと思ってたら、
どんとこい超常現象なぜベストを尽くさないのか状態になってしまった。